ジャパンラテアートチャンピオンシップの結果です!
■[[速報]ジャパンラテアートチャンピオンシップ2011 決勝結果発表]
優勝 大澤直子 小川珈琲クリエイツ
2位 櫛浜健治 有限会社丸山珈琲
3位 山川智佳 株式会社クラブハリエ
4位 藤野麻奈美 株式会社クラブハリエ
5位 中村真吾 Unir
6位 舘盛いずみ セントベリーコーヒー
7位 村田さおり UCC上島珈琲株式会社
8位 永井真依 カフェコモナート
9位 佐藤公倫 NOZY COFFEE
10位 橘愛弓 丸美珈琲有限会社
以上敬称略でテキストでも。
大会では客席でひたすらiPhoneで写真を撮ってposterous「琥珀色のウタカタ -Crema」に粛々とアップロードするボットと化していた私でした。しかし思うのは、あれだけ衆人環視の中でいつもと同じラテアートをするには恐ろしいまでの集中力と度胸が必要で、それをやってのけるあの10人の選手達は、誰もがトップバリスタといって差し支えないのでは、ということでした。
この大会はどちらかというとラテアートの技術にフォーカスしている大会で、コーヒーの味にはあまり言及されない大会なのですが、テーマをもって三種類のコーヒーを提供されていたバリスタは、強く印象に残りました。
NOZY COFFEEの佐藤公倫バリスタ。
コーヒーの持ち味に花を咲かせるのがバリスタ、という信念のもと、「好きになって欲しい」想いを込めたパンジーのデザイナーズビバレッジ、選んだルワンダ、カレンゲラというオリジン、佐藤バリスタのパッションを感じる印象的なプレゼンテーションでした。個人的にも応援していたバリスタなので、とても感動しました!
丸山珈琲の櫛浜健治バリスタ。
予選後に体調を崩して寝込み、あらためて人間関係に感謝したい気持ちになった、とのことで、予選のラテアートからガラッと内容を変更したラテアートでした。プレゼンテーションに込められた「from Seed to Cup」、コーヒーのチェーンがもたらす素晴らしい出会いに、私も共感するところが多くありました。
優勝された小川珈琲の大澤直子バリスタは、やはり全体的にラテアートの完成度が高かったです。またプレゼンテーションも結婚式、幸せをテーマにした華やかなもので、同じ小川珈琲で、かつてのバリスタチャンピオン、岡田バリスタのようにスムーズかつスピーディな動作は素晴らしかったと思います。
ジャパンラテアートチャンピオンシップ2011、出場選手皆さんレベルが高く、素晴らしい大会になっていたと思います。
今回の大会は全国5会場で予選を行っており、こういった機会によって、地域のバリスタコミュニティ活性化にも繋がったことも見逃せません。そしてラテアートをきっかけにして、さらなるコーヒーの品質向上に繋がれば、日本各地どこでもおいしいコーヒーが飲める、そんな国に近づいていくのではないか、そうなってくれたら嬉しいなぁと、心の底から願っています。