カッピングの点数計算を3倍早くする方法

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カッピングの点数計算を3倍早くする方法琥珀色のウタカタCOE/SCAE/SCAJ方式のカッピングシートで、
点数計算を簡単にする方法をご紹介します。
cuppingyomoyama


◆点数計算の基礎知識
COEベースのカッピングシートは、
・8点満点×8項目+36点=100点満点
この計算式で求められています。
ひと項目ごとの基準については以下のエントリーを参考にしてください。
Cup of Excellence のカッピングフォームと品質基準-琥珀色のウタカタ
カッピングフォーム「点数の基準」-琥珀色のウタカタ
カッピングフォーム「クリーンカップ」-琥珀色のウタカタ
カッピングフォーム「スイートネス」-琥珀色のウタカタ
カッピングフォーム「アシディティ」-琥珀色のウタカタ
カッピングフォーム「マウスフィール」-琥珀色のウタカタ
カッピングフォーム「フレーバー」-琥珀色のウタカタ
カッピングフォーム「アフターテイスト」-琥珀色のウタカタ
カッピングフォーム「バランス」-琥珀色のウタカタ
カッピングフォーム「オーバーオール」-琥珀色のウタカタ
最後に加算している36点は基礎点と呼ばれるもので、
コーヒーに欠点があった場合は、
この36点の加算を欠点の強度・カップ数に応じて減算します。
今回のエントリーでは、欠点が出ないものとして考えます。
では、COEベースのカッピングで、簡単な点数計算の方法を解説します。

1.ベースとなる点数を決める
8項目の点数をざっと眺め、多い点数を見つけます。
そして、ベースとなる点数を決めます。
スコアはSCAJ順のつもりで見てください。
例1) 6,6.5,6.5,6.5,6,6.5,6,6
この場合は6点、または6.5点でしょう。
個人的には6点のほうがやり易いと思います。

例2) 5,5,6,5,6,5,5,5
この場合は5点ですね。

例3) 6.5,6.5,7,7,6.5,7,7,7
この場合は6.5点、または7点でしょう。

2.全てがベースとなる点数だったときの合計点を出す
これ、暗記です。
以下、全てn×8+36で計算しています。(n=項目ごとの点数)
特に使用頻度が高いものは色がついています。
・all3点=60点
・all4点=68点
・all5点=76点
・all6点=84点 ※カップオブエクセレンス入賞基準
・all6.5点=88点
・all7点=92点

・all7.5点=96点
・all8点=100点

3.ベースとなる点数と違う点数の差の合計を出し、2.の点数を加える
例1) 6,6.5,6.5,6.5,6,6.5,6,6
6点ベース…6.5が4つあるので、ベース6点との差=+0.5、+0.5×4=+2
したがって84+2=86点
6.5点ベース…6が4つあるので、ベース6.5点との差=-0.5、-0.5×4=-2
したがって88-2=86点

例2) 5,5,6,5,6,5,5,5
5点ベース…6点が2つあるので、ベース5点との差=+1、+1×2=+2
したがって76+2=78点

例3) 6.5,6.5,7,7,6.5,7,7,7
6.5点ベース…7点が5つあるので、ベース6.5点との差=+0.5、+0.5×5=+2.5
したがって88+2.5=90.5点
7点ベース…6.5点が3つあるので、ベース7点との差=-0.5、-0.5×3=-1.5
したがって92-1.5=90.5点

なんとなくつかめましたか?
あとは練習あるのみです。

◆最後に大事なこと
どうしてこんな方法で計算しているかといえば、
この方法であれば間違えることが少ないから、ということと、
点数計算をササッと出来てしまえば、それだけカッピングに集中できるからです。
また、点数のレンジを把握すれば、そのレベルに本当に達しているか、
トータルでのコーヒーの印象を引っ張り出せるので、間違えることが少なくなる、
と個人的には感じています。

間違えないでいただきたいのは、
一番大切なことは、頭から目の前のカップ以外の要素をできるだけ取り除いて、
目の前のカップに集中する、ということです。
これを覚えておけば、面倒な計算のことは忘れられます。
そして目の前のカップに集中できる、これが大きなメリットです。
そうすれば楽しいカッピングに、ひとつ近づけることでしょう。

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