2012年9月26日・27日、東京ビッグサイトで行われた展示会「SCAJ2012」において、ジャパンバリスタチャンピオンシップ2012の準決勝・決勝の競技が行われました。
以下はその結果!
テキストでも記載しておきます(敬称略)。
優勝 井崎 英典 (有限会社丸山珈琲)
2位 石谷 貴之 (フリー)
3位 岡田 章宏 (小川珈琲株式会社)
4位 村山 春奈 (小川珈琲株式会社)
5位 村田 さおり (UCCホールディングス株式会社)
6位 斎藤 久美子 (有限会社丸山珈琲)
丸山珈琲さんが2009年の中原バリスタ、2010・11年の鈴木バリスタの2連覇に続き、井崎バリスタによる4連覇を達成しました。
日本の大会は相当高いレベルにあることを実感していますが、その中で多くのバリスタを準決勝進出、そして入賞・優勝を成し遂げるチーム力はほんとうに素晴らしいものなのだと思います。
おめでとうございます!
◆今年のSCAJ
私は26日は終日SCAJ会場におりましたがブース周りもせねばならず、27日は仕事の都合で13時までしか会場にいられませんでしたので、残念ながら全てのバリスタの競技を見ることはできませんでした。
自分が見たい!と決めていたバリスタの競技はほとんど見ることができましたので、簡単にではありますが順番にレポートしてみたいと思います。
◆Unir内部バリスタ、中村バリスタ
■specialty coffee beans Unir
内部バリスタはエルサルバドル・ロクサニータ、中村バリスタはグァテマラ・ラスミナスを使用してのパフォーマンスでした。どちらも素晴らしいコーヒーです。
私はどちらのコーヒーも(ロクサニータは試飲程度ですが)飲んだ事があるのでその味をひとり思い出しながら、また両バリスタが展開するコーヒーの説明に共感しながら楽しくプレゼンテーションを見ていました。
今回も3名のバリスタが準決勝に進出したUnirさん、惜しむらくは山本バリスタの競技が見られなかったことなのですが、使用されたコーヒーはホンジュラス・ピノ・デ・オロ、こちらも素晴らしいコーヒーでした。
Unir勢のバリスタは今回、決勝に進出することは叶いませんでした。観戦していて、私は全体的に固くなってしまっていたような感じを受けました。もちろん大会となると緊張もしますし予想外のことも起こりえます。これは想像でしかないのですが、Unirさんは昨年3人とも準決勝に進出、そして決勝にも3人ともが進出した、という実績をお持ちで、今年も準決勝に3人残ったとなると、決勝、そしてさらにその先の結果を求めたい、そんな今年のバリスタチャンピオンシップだったのだと思います。
果たしてそのプレッシャーはどれほどのものか、想像に難くありません。ただ今年は、それに負けてしまっていたのかもしれないなぁ、と感じました。WBC2011での丸山珈琲・鈴木バリスタの競技やその結果を見ていて思ったのですが、それまででいちばん最高だった過去の自分を越えることほど難しく、プレッシャーの掛かる場面はないと思います。
今年のバリスタチャンピオンシップの結果はUnirさんにとってまた1つ階段をのぼることができた出来事となるように、来年のチームUnirの躍進を期待したいと思います!
長くなったので3つに分けます。
次回更新は杉浦優子バリスタ(スギコーヒーロースティング)、石谷貴之バリスタ(フリー)です。