■33Coffees-こんな手帳が欲しかった!
■続・33Coffees
というわけで、コーヒー用手帳“33Coffees”について。
具体的な記載項目について掘り下げます。
持ち運びはこのスタイル。
いつものモレスキン、スクエアード・ポケットノートブックのバンドに挟んでいます。
記録部分の書式はこうなっています。
上から解説していきます。
◆COEFEE ORIGIN/NAME
コーヒー農園名
◆ROASTER
焙煎会社
◆PRODUCER
生産者
◆ROAST DATE
焙煎日
◆SAMPLED
入手日付
◆BIVERAGE
飲用方法。
エスプレッソ、ドリップ(マシンドリップ)、Pour Over(ハンドドリップ)、
フレンチプレス、カフェラテ、カプチーノ、エアロプレス、サイフォン等々
◆PRICE
値段
ここまで、コーヒーの外側の情報、ラベリングの情報といっていいでしょう。
わからなければ空欄でいいと思います。
海外のコーヒーは基本、焙煎日・生産者名を記載していることが多く、
その点、羨ましく思うことしばしばです。
それでは後半。
ここからはコーヒーの液体の質に関わる部分が主です。
◆NOTE
メモ。
私はここに、COEカッピングベースのフレーバープロファイル、
プレスやドリップ、Pour Overであればカッピングスコアを記入しています。
カッピングシートでもそうなのですが、
おいしいコーヒーはいくらあってもこの欄は足りません。
◆RATING
好みの度合いを五つ星で。
◆BREW METHOD
抽出方法をチェック。
◆TASTING WHEEL
33Coffeesの最大の特徴、そして魅力ともいえるのがこの欄。
プロファイルに対して、味のイメージを視覚化してくれるホイールです。
項目は以下。時計回りに説明します。
・SWEET – 甘さ
・SOUR/TART – 酸っぱさ
※不快な方向です
・FLORAL – フローラル、花のような香り
・SPICY – スパイス感
・SALTY – しょっぱさ
※過抽出の時に感じられます
・BERRY FRUITS – ベリー系のアシディティ
・CITRUS FRUITS – シトラス系のアシディティ
・STONE FRUITS – ストーンフルーツ系のアシディティ
※ピーチやプラム、チェリー等、種が固い・大きいフルーツ
・CHOCOLATE – チョコレートの様なフレーバー
・CARAMEL – キャラメルのようなフレーバー
・SMOKY – 煙のようなフレーバー
※焙煎が深い時に多く感じられます
・BITTER – 苦味
・SAVORY – セイボリー、辛味
※焙煎が不適切だと、酸味に辛味が感じられます
・BODY – ボディ
・CLEAN – クリーンカップ、雑味の無さ
・LINGER/FINISH – 後味
この記載で注意しないといけないのは、特にフレーバー、後味、アシディティ、クリーンカップ、甘さに関わるプロファイルです。COEカッピングベースで評価する際、そのコーヒーの「質」を見なければなりませんが、このホイールでは「強さ」で記入してしまいがちになるからです。どちらが重要かといえば、もちろん「質」。わたしは「質」でこのホイールに記載するようにしています。カッピングスコアとも連動させたいので、質で評価する項目については、外側から、8点、7点、6点、5点、4点のイメージです。
ポジティブ項目以外にネガティブ項目もあるので、カッピングシートよりも分かりやすいかもしれません。
ともあれまずは1冊目。
コツコツ書きこんで、使い込んでいこうと思います。
使っていくうちに、新しい発見もあるかもしれません。
その時はまたブログでご紹介します。
33Coffeesを愛用している方がいらっしゃいましたら、
ぜひ情報共有しましょう!!