The Syphon Project from Jacob Forrest on Vimeo.
動画はバリスタギルドのブログより。
サイフォンが欧米で人気になった一因は、Clover1sという、真空状態の陰圧を利用したバキューム抽出のドリップマシンです。
この機械が出始めたころ、そのPIDを利用した温度制御や抽出プログラム設定によるスペシャルティコーヒーの風味特性の再現度の高さから、北欧を中心とするロースターの間で人気となりました。日本でも少し前まで東京のZokaで飲めましたし、今でも福岡のハニーコーヒーさん、仙台のバルミュゼットさん、名古屋のボンタインコーヒーさんなどでCloverのコーヒーを楽しむことができます。
ただ、まもなくCloverの本社が実質米スターバックスに買収されたことから、それ以降新規にCloverを導入するお店はなくなりました。
ライセンス関係の問題でしょうか。詳しくは私も及ばないところがあるので、間違っていたらコメント等でお知らせください。
しかし、そのバキュームによるスペシャルティコーヒー抽出の可能性に、多くのロースターが魅せられていたことに変わりはありません。
でもCloverは使えない、そうした中で発見されたのが、同じく陰圧を利用して抽出する、日本のサイフォンでした。
エスプレッソは機械による加圧を利用してコーヒーのオイル成分を乳化させて抽出するコーヒーですが、サイフォンは沸騰した後の減圧を利用してコーヒーのオイル成分を余すところなく抽出できます。フィルターや温度制御など、まだ改善して行く余地はありそうですが、色々な動画を見ていると、日本のそれとは違い、お湯が上がってきた後にコーヒーを投入する、という手順で抽出しているようです。日本のコーヒー器具が欧米で人気になっているという逆転現象がおもしろいですが、嬉しくもありますね。
一杯取りできるサイフォンなども市販されていますので、おうちでサイフォン、なんていうこともできますね。
スペシャルティコーヒーの可能性はまだまだ広い、そう思わせてくれるサイフォンの魅力に、わたしもそろそろ買ってしまいそうです…
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
はじめましてバルミュゼットに出入りしているものですがCloverはスタバにより買収されたことにより一般流通することがなくなってしまったのは間違いありません。以後の供給はスタバのみの独占となっています。米国本土のスタバには広く導入されています。日本のスタバにはスペシャルティ豆の質の良い状態を均一に供給するということとそれを均一にサーブすることさらにサービスメンテナンスに問題がありなかなか躊躇しているのが現状のようです。そんな中それと同等の抽出が得られる器具が今、バルでは盛り上がっています。その名は「AeroPress」既にご存知かも知れませんがこのAPは抽出の仕方でほぼClover 1sと同じテイストでスペシャルティが楽しめるのです。川口バリスタの考えたコピーそれはズバリ「早い! 旨い‼ 安い!!(Clover 1sよりも)」すべてがこの言葉に凝縮されています。ただしある問題があって現在国内では入手困難なんです。それに関しては私のブログなどで詳しくレポートしたいと思っています。ちなみに現在バルでは少量ですが予約販売をしています。(私は川口氏&AeroPressの単なる1ファンです。)「AeroPress」最良の抽出方法のキーワードそれは「アップサイドダウン」
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
>>harasio21 様
エアロプレス、確かに知っています。
それで抽出されたコーヒーはまだ未体験ですが、いずれ飲んでみなければと思っています。
エアロプレスも、圧力をかけた抽出ですね。
素晴らしいコーヒーの持っている要素を余すことなく抽出できる器具が、もっと普及してほしいなぁ、と思います。