Cup of Excellence のカッピングフォームと品質基準の補足その7です。
今回はアフターテイストについてお話します。
■Aftertaste
後味
The lingering flavor after the coffee has been swallowed can either reinforce the pleasure derived from a coffee’s other attributes or it can weaken and even sabotage it.
コーヒーを飲み込んだ後に残っている風味が、コーヒーの他の印象から得られた喜びを補強もしますし、容易に悪くもします。
Does the coffee sweetly disappear or is there a harshness that emerges?
甘さが弱く、消えていきますか?不快な要素があらわれますか?
+ sweet cleanly disappearing pleasantly lingering
+ 甘く、クリーンで、善い印象で長く続く
– bitter harsh astringent cloying dirty unpleasant metallic
– 苦く、収斂性があり、あまったるい、汚れている、不快、金属臭
アフターテイストは、コーヒーを飲みこんだ(カッピングの場合は吐き出した)後に続く、後味の持続性です。
長く、甘く、余韻が残るほど、点数が高くなっていきます。
逆に、苦味・渋みなどの印象が飲み込んだ後に残っていると、点数は低くなります。
「味」として存在感が残る部分は、マウスフィールの方に含めて考えることもあります。
アフターテイストは、どちらかというと「香り」に近い要素が大きいですね。
この点だけ、カッピングの時には要注意です。
アフターテイストのフレーバープロファイル上の表現としては、long after taste (長いアフターテイスト), long lasting (長く残る),long lasting sweet (甘さが長く残る) , sparkling finish(炭酸のような爽やかさ)といった表現を用います。
良い甘さ、爽やかさが後味にあると、次々と冷めるまで飽きることなく飲み続けることができます。
飲んだ後に記憶の残るコーヒーは、素晴らしいですね!
最初に感動的だったのは、丸山コーヒーさんを筆頭とする味方塾グループが買い付けている、ブラジル、セルトンのコーヒーでした。
友人と二人して「アフターテイストがお花畑やー」状態でしたね~。
もちろん、COE上位コーヒーも本当に後を引く、素晴らしいアフターテイストをもっています。
そんなコーヒーがもっともっと世の中に溢れるといいですね!