すっごい農園、エル・インヘルト

[`evernote` not found]
LINEで送る
Pocket

すっごい農園、エル・インヘルト琥珀色のウタカタグァテマラ、メキシコ国境付近の地域、ウェウェテナンゴ。
リベルタッドという村に、エル・インヘルトという農園はあります。

injerto
Finca el Injerto

最近、エル・インヘルトが収穫・生産処理の風景とともに動画を公開していたのでご紹介します。

エル・インヘルト農園は普通の農園ではありません。
“ウェットミル”と呼ばれる、コーヒーチェリーをパーチメントの状態まで処理する施設だけでなく、
“ドライミル”という、パーチメントコーヒーを保管し、脱穀してコーヒー生豆を輸出する施設まで、
自社で管理しているのです。


 

どうしてエル・インヘルトは特別なのか

ふつう、いち農園がドライミルまで持って一貫した生産管理を行うことは予算や規模の関係から
ほとんどありません。ウェットミルでパーチメントにしたコーヒーを近隣のドライミルに持ち込む
のが普通ですし、そもそもウェットミルだって、すべてのコーヒー農園が持っているわけではありません。

インヘルトはドライミルだけでなく、コーヒーを焙煎する設備を持っていて、コーヒー焙煎豆を
販売しています。グァテマラシティの直営カフェで販売していますし、輸出までしているかは
ちょっと定かではありませんが、まさに直売、というやつですね。

他にも、動画をご覧頂ければわかるのですが、収穫期に働く労働者たちが寝泊まりする建物や、
彼らの摂る食事の準備、それから労働者たちの子供を預けておける託児所、といった労働環境
の整備も、非常にしっかりと行なっています。

ここまでしっかりした設備があることで、色々なトライアルから徹底した品質管理まで、
すべて自社で賄えてしまう、というのがインヘルトの強みです。
その結果が、グァテマラCOEにおける実績。

Guatemala Program 2012 – ACE
2006年:1位
2007年:6位
2008年:1位
2009年:1位
2010年:1位
2011年:3位
2012年:1位

尋常じゃないですよね。何年か続けて入賞すること自体は、他の国でもそういう実績のある
農園はあります。が、インヘルトの場合は優勝率が半端ないです。しかも審査が相当に厳しい
COE、というのがその凄さに拍車をかけています。
ですが実際、2008年以来、私もたびたびインヘルトのCOE受賞ロットのコーヒーを
飲んでいますが、素晴らしいんですよ。本当に素晴らしい。

2011年から独自オークションの開催を始め、昨年はポンド当たり$500オーバーで落札された
ロットが出るなど、成功しているように見えます。
今年も6月に、オークションが予定されています。

El Injerto 2011 – Internet Coffee Auction – Stoneworks.com
El Injerto 2012 – Internet Coffee Auction – Stoneworks.com

今年はどんなロットが出てくるのか、そしてどれくらいの価格で落札されるのか、
というのもまた楽しみです。
ウェウェテナンゴの素晴らしいコーヒーはインヘルトだけではありませんが、
今年も目を話せないトピックスであることは、確かですね〜。

Comments are closed.