欧米でも「日本式アイスコーヒー」流行中?

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欧米でも「日本式アイスコーヒー」流行中?琥珀色のウタカタ◆日本のコーヒー、欧米のコーヒー
欧米も日本も、コーヒーという文化があることは共通していますが、
欧米は高品質コーヒー生豆、サステイナブルなコーヒー生産援助、環境配慮等、
コーヒーの本質に根ざした部分で先行しているのに対し、
日本は喫茶文化、抽出技術文化で先行している、というように個人的には考えています。
日本の高品質コーヒーの世界は、そのせいで少し遅れをとっているところもありましたが、
ここ数年の海外のコーヒー界を見ていると、日本で当たり前だったハンドドリップ(PourOver)、
サイフォン(VacuumPot)といったコーヒー抽出が、いってみれば逆輸入されるような形で
流行しているようなフシがあります。

◆“日本式”アイスコーヒー
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そんななかで、アイスコーヒーの作り方も、海外のコーヒーロースターの
ブログ記事でちらほら見られるようになってきました。

Technivorm and the art of brewing the ultimate iced coffee | George On Coffee
この記事は、コーヒーメーカーを使ったアイスコーヒーのレシピ。
テロワールコーヒー:ジョージ・ハウエル氏の推奨する、最強といってもいいくらいのものです(笑)

How To Make Japanese-Style Iced Coffee | ShotZombies
上記リンクの記事で紹介されているのは、コーヒーを通常の2倍量を使って、
たっぷりの氷を入れたサーバーにドリップするという、いたって一般的なアイスコーヒーの作り方。
ちなみに、このやり方で普通に美味しく作れます。
そして手前味噌ですが、

琥珀色のウタカタ| 簡単おいしいアイスコーヒーのレシピ
フレンチプレスを使ったアイスコーヒーは、この方法で簡単に作れます。
お湯半分でプレスのコーヒーを作って、減らした分だけの氷を入れたグラスに注ぐだけ。

 

◆ポイントは“急冷”
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抽出したコーヒーは、すぐに冷やしましょう。
私はあまり成分の話は詳しくないのですが、急冷したアイスコーヒーは、
フレーバーや酸味、甘味、後味の余韻を、ほとんどそのまま閉じ込めています。

 

◆“アイスコーヒー用”のコーヒーにはご注意
アイスコーヒーだからといって、特別にそれ用のコーヒーを用意する必要はありません、
と再三このブログの中でもお話ししているのですが、これには理由があります。
1.コーヒーの酸味を嫌う人が多い
2.冷やすと、酸味は際立って感じ易い
まずはこの2つが前提となり、深煎りにして酸味を少なくしたコーヒーが、
伝統的にアイスコーヒーには用いられてきました。

そして、ぶっちゃけた話、普通の焙煎である程度以上深煎りにすると、
ほとんどどんなコーヒーでも同じような味になってしまいがちなのです。
だから、悪い豆や余った豆や古くなった豆を思い切り深煎りにして、
「アイスコーヒー用」として売っていたところも、全てのお店ではないでしょうが、あったと言われています。
Squared Circle - coffee beans
Squared Circle – coffee beans / basykes

しかしこれは経営上仕方のない部分もあるので特に責めるほどの
ことでもないかなぁ、とは思いますが、アイスコーヒー=深煎り、
という概念は、個人的には捨て去ってしまったほうが、
美味しいアイスコーヒーに出会いやすいのではないかな、と思います。

最近はスペシャルティコーヒーの風味特性を生かしたアイスコーヒー用のブレンドや
コーヒーも存在しますので、そのあたりはお店のマスターやスタッフさんとお話しして、
ご自分で見極められるのが一番だと考えています。
高品質なコーヒーは、フルーツを思わせるような酸味が、味の中核をなす要素です。
そんな酸味の質は、“急冷する”というルールを守れば素晴らしい風味をそのままに、
アイスコーヒーに閉じ込めることが出来ます。
あなたが温かいコーヒーで「美味しい」と思ったコーヒーは、
ほとんどそのまま、美味しいアイスコーヒーになることでしょう。

◆アイスコーヒー向きのコーヒーをあえて挙げるとしたら…?
Kenyan Roasted
Kenyan Roasted / Tschi

どんなコーヒーでもアイスコーヒーにできるのですが、
あえてアイスコーヒー向きのコーヒーを挙げるとすれば、個人的な好みは
アフリカ産のコーヒーです。素晴らしいエチオピアやケニアのコーヒーは、
華やかなフレーバー、そして甘さを持っていることが多く、酸味の質も複雑で、
ジューシーなフルーツ系の酸味であることが多いと感じています。
そんなコーヒーを急冷してアイスコーヒーに仕上げると、そのフレーバーが
そのまま残っており、ある種の感動すら覚えるほどです。

◆アイスコーヒーまとめ
・コーヒー2倍 or お湯半分で作る
・抽出したらすぐ冷やす!
・“アイス用”の表記は無視して、好きなコーヒーで
・Amamiya的オススメは、アフリカ産のフレーバーがしっかりあるコーヒー

Enjoy your Iced Coffee!

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