フレンチプレスの抽出法

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フレンチプレスの抽出法琥珀色のウタカタフレンチプレスは、簡単・手軽にスペシャルティコーヒーの風味特性を味わう手法として定着してきた感がありますが、ここにきてプレスの抽出方法に少し変化が現れてきたように感じます。

Twitterログまとめ、Toggetterにも、フレンチプレスにまつわるつぶやきまとめが存在します。
Togetter – 「プレスの淹れ方とその周辺」
Togetter – 「フレンチプレスでのコーヒーの抽出方法」

Brew Methodsという海外のサイトにも、色々なコーヒーロースターが提唱するフレンチプレスの抽出方法がまとめられています。
Brew Methods

では一般的なフレンチプレスの淹れ方をまずはご紹介。

■今までのプレス
1.荒めにコーヒーを挽く
2.沸騰したお湯を注いでプランジャーをセット、4分待つ
3.プランジャーを押し下げてカップに注ぎ、完成
とても簡単です。
沸騰したお湯を使うこと、コーヒーをきっちり計量すること、この2つを守ればほぼ失敗することはない手軽なコーヒー器具です。
ところが最近海外で主流になりつつあるのが以下のやり方。

■これからのプレス
1.カッピングと同じ挽き目でコーヒーを挽く

2.お湯を注いだ瞬間から4分計測開始、プランジャーをセットせずに待つ
Press

3.4分経ったら表面に浮いたコーヒーの粉をかき混ぜる
Press1

4.表面に浮いている泡、粉をスプーンで取り除く
Press2

5.プランジャーをセットして押し下げ、カップに注ぎ、完成
Press4

手順が完璧にカッピングに倣ったものになっています。

この抽出で得られるのは、よりクリーンなカップです。微粉等々については、やはり多少出てはしまいますが、これは宿命みたいなものなので私はあまり気にしていません。フレーバープロファイルについても、ずいぶんと解りやすいものになっているように感じます。少々手間ではありますが、私は今後、このやり方でプレスを楽しもうと思っています。参考までに私のプレスの環境を記載しておきます。

■フレンチプレス
ボダム・ケニア12oz

■コーヒー
18g

■挽き目
フジローヤルみるっこ 6番

■注意点
お湯を注いだ瞬間から4分の計測を開始する
お湯がコーヒーの粉全てに触れるように満遍なく注ぐ
かき混ぜるのは3回

プレスで抽出することの最大のメリットは、コーヒーのプロファイルがよくわかること、この一点に尽きます。ついで、人間側の技術をあまり必要としないこと。それにより安定した結果が得られることもメリットといえるでしょう。
プレスでコーヒーを十分楽しむことも出来ますが、そのわかりやすさから、エスプレッソで淹れたらどうなる?牛乳を合わせたらどうなる?ペーパードリップで淹れたら?というように、他の抽出の可能性を探る、コーヒー抽出のハブとしてのプレスの存在を、最近は感じています。想像力豊かに、スペシャルティコーヒーを楽しみましょう!

Enjoy your French Press!

3 Comments

  1. 匿名希望 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    はじめまして。
    私は粉っぽさが舌に残るのがあまり好きではないので、
    フレンチプレスを使う事がないのですが、疑問に思う事があります。
    フィルターでコーヒーをろ過する前には蒸してガス抜きをしますが、
    フレンチプレスでその過程を取らない理由はありますか?
    (サイフォンやエアロプレスでもそうなのですが)
    また味の違いなど、影響するのでしょうか?
    私自身、味覚が全く信用ならん感度なので教えて頂けると嬉しいです。
    というのも、フィルターでガス抜き、する必要性が本当にあるのかという疑問がずっとありまして・・・。

  2. admin より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >>匿名希望 さま
    初めまして。
    フレンチプレスの粉っぽさは、
    1.フレンチプレスを注ぐときに、
     注ぎ口より上に上げて注がない
    2.最後まで注ぎきらない
    この2点に注意すればそれほど気にならないレベルになるので、
    試してみてはどうでしょうか。
    個人的には、コーヒーの粉っぽさは今まで気にしたことはありません。
    質の高いコーヒーとフレンチプレスは好相性だと感じています。
    フレンチプレスは蒸らしを必要としません。
    新しい豆だとコーヒーが膨らむので、
    少し落ち着くまでお湯の注ぎを中断するのですが、
    これが蒸らし、といえば蒸らしだと思います。
    その後、まんべんなくお湯を注げばOKです。
    エアロプレスの場合もほぼ同様ですし、
    攪拌する場合はそれによりガス抜き、
    抽出効率を上げる意味合いがあるのだと思います。
    抽出時の蒸らしによる効果は、
    ・抽出しやすい
    この1点だと思います。
    またこの時間を長く取ることで、コーヒーの抽出効率を上げる
    (要は濃くなる)効果もありますが、
    海外では抽出時の湯温の低下を嫌って、
    この工程を無視する人もいるらしいので、
    あくまでコーヒーの風味特性をいかにカップに落とすか、
    これだけに留意すればいいのだと思います。
    参考になりましたでしょうか。
    また何かあればお気軽にどうぞ。

  3. 匿名希望 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    すごく丁寧な回答ありがとうございます。
    なるほど、蒸らす事でコーヒーが濃くなるんですね。
    フレンチプレス、今度改めて試してみます。
    本当にありがとうございました。
    またどうぞよろしくお願いいたします・・・。