◆WBC予選の動画
◆丸山珈琲:鈴木樹バリスタのプレゼンテーション解説
昨年のジャパンバリスタチャンピオンシップ(JBC)での
彼女のプレゼンテーションをご覧になった方は、
あれを英語にしたものだと思っていただいて差し支えないかと思います。
・エスプレッソ
・カプチーノ
この2種類のビバレッジは、ジャッジにブラインド(生産国・農園を明かさない)で
テイスティングしてもらいます。ジャッジの手元にはフレーバープロファイルの
書かれた紙があり、そこへジャッジの感じたフレーバーをチェックしてもらうようにします。
JBCと違うのは、彼女は今回実際に、そのコーヒーの農園へ足を運んだこと、
彼女のコーヒーへの思いを、農園主に伝えてきたことです。
前半のプレゼンテーションでは、その農園で知った、
2回の選別によってチェリーの品質が均一なこと、
そして素晴らしい酸の質をもったコーヒーであることを、ジャッジに伝えています。
<丸山珈琲のコーヒー&セミナー情報 Blogより、参考リンク>
■コスタリカでの鈴木バリスタ by 中原
■コスタリカでの鈴木バリスタ by 中原2
そしてコーヒーが『コスタリカ・シンリミテス』のコーヒーであることを伝え、
先述のプロファイルをチェックした紙に、穴抜きの紙を重ねることで、
彼女の伝えたいフレーバーが浮かび上がる仕掛けとなっています。
最後にシグニチャービバレッジに入ります。
そのビバレッジとは、アイスアメリカーノ。フレーバーを活かすためにお湯で割って冷やすという工夫こそあるものの、至ってシンプルで、シンプルゆえにいっさいごまかしの効かないビバレッジです。
2口ジャッジにテイスティングしてもらった後、蜂蜜のシロップを加えて、フレーバーの印象が熟したフルーツのものに変化していくことを実感してもらってプレゼンテーション終了です。
このシグニチャービバレッジに至る過程で、
ジャッジの表情が変わっていくことに注目して欲しいと思います。
昨年のプレゼンテーションを見たときにも思ったのですが、
このプレゼンテーションでこのコーヒーを味わってみたい、
そう思わせてくれる、とても楽しみと発見に満ちたプレゼンテーションです。
個人的にも、このシンリミテスのコーヒーは毎年楽しみにしており、
本当に素晴らしいコーヒーを生産しているマイクロミルだと思っています。
予選の結果はまだ発表されていませんが、
彼女の伝えたい事がうまく伝わっていれば、
確実に準決勝に残っているであろうことを、私は確信しています。
まずは、準決勝に残ることを祈っています。
そしてまた、このパフォーマンスを見られることを期待しています。
ひとまず予選、お疲れさまでした!
そして、素晴らしいパフォーマンスをありがとうございました!!