from 5 SENSES COFFEE in Australia !!
まぁTwitterやってたら例のごとく引っかかってきた的な話題です。
しかしこれはちょっとした革命児か!?
■CLEVER COFFEE DRIPPER
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■SAY HELLO TO THE CLEVER COFFEE DRIPPER – 5 SENSES COFFEE
形状は通常の、カリタやメリタのドリッパーと同じです。
しかしそのドリップの仕方が少し違います。動画をどうぞ。
Abid Clever Coffee Dripper from The Other Black Stuff on Vimeo.
以下はその手順を表記したものです。
私の訳と脚注を、英語の下に表記しておきました。参考になさってくだされば幸いです。
1. Insert filter and rinse with hot water.
フィルターをセットして、お湯でフィルターを洗います(紙臭さを洗い流すため)。
2. Add coffee freshly ground for filter (about 35gms).
挽きたてのコーヒーを入れます(約35g)。
3. Add hot water (about 320mls, 30 seconds off boiled).
お湯を注ぎます(約320ml、沸騰後火を止めて30秒のもの)。
4. After about 30 seconds, use a spoon to gently submerge the grinds, which will have floated to the top.
30秒蒸らして、スプーンで優しく、浮いている粉を沈めてあげます。
(フィルター内すべてのコーヒーの浸出を促すため)
5. Let it steep for about 3.5 minutes. Set a timer to make sure that you steep for the right amount of time, because this is important!
3分半放置します。タイマーで正確に時間を計りましょう!これ大事!!
6. Sit the Clever Coffee Dripper on a glass or cup.
カップの上にドリッパーをセットします。
7. Watch it work its magic!
ドリッパーのミラクルな働きを眺めて楽しみましょう!
このドリッパーは、お湯を注いでも、その底部の弁が働いていて、コーヒーは落ちてきません。
30秒の蒸らしから3分半後で抽出するということは、
計4分間、コーヒーはお湯に触れていることになりますが、
これは理想的なフレンチプレスでの抽出や、カッピングでのブレイクまでの時間と同じです。
実にコーヒーの歴史という理にかなった時間の設定です。また、適度に撹拌することで、
使用しているコーヒー全てがお湯に触れられるよう、工夫しています。これはカッピングと同じですね。
そしてカップ上に置くことで弁が開放されて、コーヒーが落ちてくるようになっています。
利点は、お湯の注ぎ方の作法、という人の腕にまったく左右されない点でしょう。
このドリッパーなら時間・お湯の量を守れば誰でもほとんど同じように抽出出来ます。
弁があるので、動画でもそうなのですが、秤の上で重量を量りながら抽出することが出来ます。
またフレンチプレスと比べた時の利点は、その清掃が楽なところでしょう。
ペーパーフィルターを使えば、ぐんと楽になると思います。
また、小さなカップとプレスだと、プレスに残ったコーヒーを注ぐ時には、
どうしても過抽出気味になっていてしまいがちなのですが、
これを使えば、ひとまずサーバーに落とすことで、その状況を回避できます。
わたしはフレンチプレスから大きなマグに全部注いでしまうので関係ないのですが(笑)
海外のこういった発想には、本当に尊敬の念を禁じ得ませんね。
非常に手軽で、しかも可能性の開けた器具を開発してくれます!
そして個人的にはペーパーでなく、金属のフィルターで、このドリッパーを使うと、
もっとスペシャルティコーヒーの風味特性を楽しめるのではないか、と考えています。
思っていたのです。カッピングと同じ環境で普段のコーヒーも飲みたい、と!
CLEVER COFFEE DRIPPER、機会があったら、ぜひ手に入れてみたい!!
来年、通販してみようかな?
2012.11.15更新
クレバーコーヒードリッパーを購入したのでレビュー記事を書きました。
以下からどうぞ!
■抽出も片づけも簡単!abidの 『Clever Coffee Dripper』レビュー | 琥珀色のウタカタ