日本代表、井崎英典バリスタ(丸山珈琲)。昨年のJBCチャンピオンです。
JBCではコスタリカ、エルバス・ゲイシャを使い、そのポテンシャルを
生かし切って優勝した井崎バリスタですが、WBCではサモラ農園のコーヒーを
使ってのパフォーマンスでした。
WBC2013チャンピオン、Pete Licataのパフォーマンス
ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ(以下WBC)の競技の様子はオンライン
生中継され、動画はアーカイブされ、世界中いつでもどこでも見られるようなっています。
WBC2013の動画はこちら:■World Barista Championship 2013
そして、結果はといえば、このようになりました。
Cobgraturations for all!
優勝はアメリカ代表、Pete Licata(ピータ・リカータ)。
ピータは2011年ボゴタ大会のアメリカ代表で、その時は2位になった実績のあるバリスタです。
それでは、彼のパフォーマンスを動画で見てみましょう。
今回の大会は編集が甘く、ファイナルの良い感じの動画がなかったので、
セミファイナルの動画です。
ミエリッヒオークションの結果
4月25日、以前紹介したミエリッヒオークションが開催されました。
■ニカラグアでもプライベートコーヒーオークション開催! | 琥珀色のウタカタ
まだスペシャルティコーヒーの中でもややマイナーなコーヒー生産国、ニカラグア、
そしてホンジュラス。しかしここ数年、間違いなく高品質なコーヒーを生産するポテンシャルが
あることを知られ始めている国でもあります。ニカラグアのスペシャルティコーヒーを牽引している
エルウィン氏のミエリッヒ一家のオークションだけあって、個人的にもドキドキしながら結果を
見守っていました。
すっごい農園、エル・インヘルト
グァテマラ、メキシコ国境付近の地域、ウェウェテナンゴ。
リベルタッドという村に、エル・インヘルトという農園はあります。
最近、エル・インヘルトが収穫・生産処理の風景とともに動画を公開していたのでご紹介します。
エル・インヘルト農園は普通の農園ではありません。
“ウェットミル”と呼ばれる、コーヒーチェリーをパーチメントの状態まで処理する施設だけでなく、
“ドライミル”という、パーチメントコーヒーを保管し、脱穀してコーヒー生豆を輸出する施設まで、
自社で管理しているのです。
ニカラグアでもプライベートコーヒーオークション開催!
コーヒーの品評会といえばご存知“カップ・オブ・エクセレンス(以下COE)”。
■What is Cup of Excellence? – ACE
現在は開催されていない国も一部ありますが、今のところ中米6ヶ国、南米3ヶ国、
アフリカ2ヶ国で開催実績のある、スペシャルティコーヒーの中ではもっとも大規模で、
もっとも信頼性の高い国際的な品評会です。
運営しているのは“ACE(エース)”というNPO団体で、ACEは「Alliance for Coffee Excellence」
の略ですね。国内審査員のトレーニングから国際審査員の招聘等々、
ACEなくしてCOEは成り立ちません。
■ACE
そんなACEがバックアップしているのが、今回紹介する“Fincas Mierische”。
ニカラグア、ホンジュラスに農園を持つオーナー、エルウィン・ミエリッヒ氏所有の
農園のコーヒーで開催するプライベートオークションです。
■Fincas Mierisch
シングルオリジンもいいけど、ブレンドもね
ウェンデルボー、ブレンドやめるってよ
Single Origin Coffees / Charles Haynes
ノルウェーのスペシャルティコーヒーロースター、ティム・ウェンデルボーが
ついに「もうブレンドしない」とブログで表明しました。おもしろい。とてもおもしろい!
■Tim Wendelboe » Blog Archive » No more blending
Able Brewingの新製品に目からウロコが落っこちた!
ケメックスコーヒーメーカーにフィットする“KONE”、エアロプレスにフィットする
“Disk”“Disk fine”を製造するポートランドのAble Brewing(エイブル・ブリューイング)。
■Able Brewing
エアロプレス用の新しいグッズが先日リリースされたようなのですが、そのアイディアに目から
ウロコが落ちる気分でした。
それがこちら、「Travel Cap」。
オンラインストアでも、もう買えるようですね!価格は$10ほどです。
ハズレのないコーヒー選びを:Life is too short to drink Bad Coffee
昨年末、Facebookのタイムラインで見かけて以来、“Life is too short to drink bad coffee”というフレーズがわりとしっくりくる響きで、事あるごとに頭のなかで繰り返し、また言葉として口に出しています。
オーストラリアかどこかのカフェの看板に書いてあった言葉なのですが、美味しいコーヒーが大好きな私にとっては、思わずニヤッとして、「いいね!」を100回くらい押したくなる、そんな投稿でした。
日本語だと、直訳よりも“人生短いんだから美味いコーヒー飲んどこうぜ”とか“短い人生で美味しくないコーヒーなんて飲んでられるかよ”的なノリで訳したほうがイマドキかなぁ、と思います(笑)。
ただ、「じゃぁ、どんなコーヒーが美味しいコーヒーなのよ?」という疑問はついて回るので、私が考える「美味しいコーヒーの見つけ方」を少しお話しようかと思います。
基本的に私がコーヒー豆を買うときにどこを見ているか、という点を4つ挙げてみたいと思います。
さび病補足:コーヒーさび病耐性品種の話
前回の更新:中南米に広がる“コーヒーさび病” でお伝えしたように、
現在中南米で大流行中の「コーヒーさび病」。
コーヒー生産のことを知っている人にとっては、何よりも恐ろしい病気のひとつです。
NP 2DU colombia 29_lo / CIAT International Center for Tropical Agriculture
さび病耐性のある品種について、前回の記事では書きましたが、ちょっと説明不足の感
があったので、簡単にではありますが、“ハイブリッド”、アラビカ種とロブスタ種の交配
によって、さび病耐性を獲得した品種について、お伝えしたいと思います。