スペシャルティコーヒーとは、「コーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒー」を指します。以下が日本スペシャルティコーヒー協会の定めるスペシャルティコーヒーの定義です。
消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。
風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えてゆくこと。カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの種子からカップにいたるまでのすべての段階において、一貫した体制、工程で品質管理向上策、品質管理が徹底していることが必須である。
つまりスペシャルティコーヒーは美味しく、かつ生産管理システムのしっかりしたコーヒーを指します。その割合は全てのコーヒー生産量の5~7%と、割合としてはかなり少ない割合でしか存在しません。それだけ貴重なコーヒーですが、それだけに、それぞれ個性的な風味特性で私たちの舌を楽しませてくれます。スペシャルティコーヒーであることのメリットを以下に挙げていこうと思います。