Category Archives: 珈琲豆

コーヒーは、安い。

Sacks of Coffee
Sacks of Coffee / beyond20khz

コーヒーを1ポンドあたりいくらで買い付けているのか、ということは、カップ・オブ・エクセレンス等のオークションを除けば、ほとんど表沙汰になることはありません。コモディティコーヒーであれば、取引市場を見てみれば今日はポンドあたりいくら、ということは分かりますが、ことスペシャルティコーヒーに関しては相場が存在しないかのように、傍から見ていると感じることもあります。

ノルウェーのティム・ウェンデルボウは、同名のスペシャルティコーヒーロースターの経営者でバイヤーですが、今年6月に買い付けたコロンビアのフィンカ・タマナでの買い付け価格を公開しているので一例として皆さんにも紹介したいと思います。

 

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ダイレクト・トレードがコーヒー生産地にもたらすもの

ドイツ・ベルリンのスペシャルティコーヒーロースター、COFFEE CIRCLEが、
じんわりくる動画を公開していたのでご紹介します。

Gourmet-Kaffee & Bio-Espresso fair gehandelt | COFFEE CIRCLE

Coffee Circle – Our vision of Direct Fair Trade from Coffee Circle on Vimeo.

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able brewing の“KONE 3rd”レビュー

KONE(コーン)、このブログを読んで、私のTwitterをフォローしている人であればだいぶ浸透してきていると思うのですが念のため説明しておくと、もともとはポートランドにある「Coava Coffee Roaster」というコーヒー屋さんが作った、アメリカの家庭では一般的な、ガラス製コーヒーサーバー/ドリッパーである“ケメックス”用の金属フィルターのことです。
Coava Coffee Roasters

オールステンレス製で特徴的なルックスとコーヒーのテイストによって瞬く間に世界的に広まり、いまでは「able brewing」という別ブランドを立ち上げ、KONEを始めとしてエアロプレス用の金属フィルターである“Disk”等のコーヒーグッズの販売を行なっています。
able brewing

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THE COFFEESHOPのコーヒー定期便“BEANS DELIVERY SERVICE”

私はプライベートで昨年~今年にかけてイギリス・ロンドンにあるスクエアマイル・コーヒーロースターのコーヒー定期便サービスを使ったことがあって、かなり楽しい体験をしました。

素晴らしいクオリティの、ちょっと特別なコーヒーが毎月必ず届くワクワク感は、コーヒー好きにはたまらないものがあります。
Square Mile Coffee Roasterのコーヒーを定期購入することにした、という話 | 琥珀色のウタカタ

ただどうしても従来の定期購入サービスにありがちでハードルを高く感じさせるのは、月々の決済ではなく半年分や1年分を最初にまとめて払わないといけない、というところ。そしてコーヒーのクオリティがどれほどのものかわかりにくくて、「結局どこの何が美味しいの?」というところ。そんな今までの定期購入サービスの使いにくさを解消できないかなぁ、というアイデアを実現したのがTHE COFFEESHOPのBEANS DELIVERY SERVICE(ビーンズデリバリーサービス:以下B.D.S.)です。手前味噌ですが、紹介させて下さい。

BEANS DELIVERY SERVICE by THE COFFEESHOP
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コーヒーの品質を向上させる、産地での3つの取り組み

コーヒー生豆の品質は、どういった生産の過程をとっているかでほとんど決定されます。
それを向上させていくにはひとつの目標に向かって農園が一丸となって取り組んでいく姿勢が
必要で、スペシャルティコーヒーの世界ではいわゆるダイレクトトレードを行っているバイヤーが、
それを引っ張る役目を担っている側面があります。

このブログで何度か取り上げているのでご存じの方も多いと思うのですが、 ティム・ウェンデルボウは
ノルウェーのワールドバリスタチャンピオンで、 現在は同名のスペシャルティコーヒーロースターを経営し、
産地へも足を運ぶ スペシャルティコーヒーバイヤーでもあります。

彼がどのような産地での取り組みをしているのか、非常にわかりやすい動画があったのでご紹介。

Improving quality in 4 days at Finca Tamana from Tim Wendelboe on Vimeo.

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WetMillのトピック“コーヒー生豆は冷凍すべきか?”

Wet Mill
WetMillで最近話題のトピックを紹介します。

このブログを昔から読んでいただいている方はご存知かと思いますが、
コーヒー生豆を冷凍して鮮度を保つ、という考え方を大きく打ち出した最初の人は、
テロワールコーヒーのジョージ・ハウエル氏ではないでしょうか。

Terroir Select Coffees – Freshly Roasted does not necessarily mean Fresh Coffee

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東アフリカコーヒーの“ポテト”問題

コーヒーには多種多様で魅力的なフレーバーがありますが、

中には人にとって好ましくないフレーバーがコーヒーから出ることもあります。


(via from A Coffee Sleuth Delves into the Mystery of “Potato Taste”)

基本的にそういったフレーバーがあるコーヒーは買い付けの対象にならないことがほとんどです。なので自分が信頼しているロースターのものであればあまり顧客の立場からは気にする必要はないのですが、中には買い付け時にはわからないものがあります。それが、“ポテト”といわれるフレーバーです。

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