琥珀色のウタカタ

美味しいスペシャルティコーヒー、エスプレッソ等々

  • Home
  • About
Twitter Facebook RSS
トップページ > コーヒー豆について > 珈琲豆 > What is “Terroir”?

What is “Terroir”?

Posted on 2011/03/02 by Tomoyuki Murasawa
No CommentsLeave a comment
このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

What is “Terroir”?■スペシャルティコーヒーとワインの世界
テロワールとはもともとワイン用語。
生育地の地理、地勢、気候による特徴をさすフランス語です。
■テロワール – Wikipedia
近年はワインだけではなく茶やコーヒーについても、
この用語が使われるケースが増えてきました。
それは三者がともに農産物から得られる嗜好品で、
液体であることと無関係ではないと思います。
栽培から収穫、生産処理、この三者には共通点がたくさんあるのです。
■そんなに多用できる言葉か?
しかし、一度立ち止まって考えることも必要ではないか、と思う瞬間があります。
なぜならこの「テロワール」、
現れるのは一部のトップロットの希少なコーヒーだけ、だからです。
ざっくりした生産国ごとの全体的な傾向は存在するように思いますが、
テロワールはそれより限定的です。
高品質コーヒーの要件を満たし、かつその農園でしか出現し得ない風味特性がある、
そんな奇跡みたいなこと、そうそうあるはずがないのです。

■コーヒーのテロワール
個人的にこの地域のコーヒーは好きだ、と思えるエリアや農園が幾つかあります。
◆中米
・パナマ、ボケーテ

エスメラルダのコーヒーはほんとうに素晴らしい。
エスメラルダのみならず、この地域のゲイシャ種には独特の風味特性が見られます。

・ニカラグア、ヌエバセゴビア
昨年のCOEで上位ロットを生んだ地域。
明るい柑橘系の酸味、チョコレートのような甘さ。

・コスタリカ、タラス
アップルのような甘くジューシーな酸味、また赤ワインのようなフレーバー。

・グアテマラ、ウェウェテナンゴ
ピーチやアプリコットのような酸味、フローラル。

・ホンジュラス、カングワル
滑らかなマウスフィール、複雑なフルーツの印象。

◆南米
・ブラジル、カルモデミナス

標高が1,300m近辺のパルプトナチュラルのロットには、
オレンジ、チョコレート、フローラル、アプリコット、華やかで複雑な印象が現れます。

・コロンビア、ウィラ
ワイニーなフレーバー、明るいチェリーやベリー。

◆東南アジア
・インドネシア、スマトラ島、アチェ、レイクタワール周辺

ただアーシーなだけではなくベリーやチェリー、フルーツ感のある酸味。

◆アフリカ
・エチオピア、イルガチェフ

コーヒーとは思えないほどのジャスミンやバラのような、華やかな芳香、
ジンジャーのようなスパイス感、柑橘類を思わせる酸味の質、蜂蜜のような甘さ。

・ケニア、ニエリ、ケニア山周辺地域
赤ワインのようなフレーバー、
ブルーベリー、ブラックベリー、グレープフルーツ、トロピカルフルーツ、
多種多様な鮮やかなフルーツ感のある酸味、粘性のある質感。

ざっと思いつくだけでこんな感じですが、
問題はこれが全てのロットにあらわれるわけではない、ということ。
選別に選別を重ねて選びぬかれたロットにだけ、
こういったハッキリした特徴が現れる可能性があります。
そしてそのコーヒーを適切に焙煎し、かつ抽出した時だけ、
私たちはこれらの風味特性を感じることができます。

■テロワールに出会える至福の時
「from Seed to Cup」という言葉があります。
コーヒーの栽培から生産処理、運搬・保管、焙煎、抽出、
全てにおいて神経を張り巡らせた過程がないと、テロワールは表現されません。
そのコーヒーが特別な一杯であったとき、それは全てにおいて妥協のない、
素晴らしい巡りあわせのバトンで繋がれてきた、情熱を秘めたカップなのです。
そんな素晴らしいコーヒーに出会えることに、感謝したいと思います。

関連してそうなオススメ記事

中南米に広がる“コーヒーさび病” シングルオリジンエスプレッソで気づいたメッシュの法則 2012年、素晴らしかったコーヒー George Howell’s Terroir Coffee Kenyaへの愛を語る。 What is “Single origine”? media_httpimagesinsta_isfrc.jpg.scaled5002011年10月のコーヒー terroir thought of fresh coffeeWetMillのトピック“コーヒー生豆は冷凍すべきか?”
Categories: 珈琲豆
What is “Single origine”?
2011年2月のコーヒー

コメントを残す コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

*


question razz sad evil exclaim smile redface biggrin surprised eek confused cool lol mad twisted rolleyes wink idea arrow neutral cry mrgreen

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">

  • サイト内検索

  • 著者について

    村澤 智之
    Tomoyuki Murasawa

    東京都在住、男、1984年生まれ。

    詳しいプロフィール、コンタクトは
    こちらのページまでお願いします。

  • 最近人気な記事

    • エスプレッソ初心者が陥りがちな3つの落とし穴
    • Bodumの新作コーヒーメーカーが激しくイケている件
    • SCAAでお披露目された「Mod Bar」が画期的すぎて頭から離れない!
    • すっごい農園、エル・インヘルト
    • エアロプレスのレシピ
    • メルボルンでワールド・バリスタ・チャンピオンシップ開催中!!
    • コーヒー豆の保存方法
    • 中南米に広がる“コーヒーさび病”
    • エアロプレスのレシピ “インヴァート”
    • 抽出も片づけも簡単!abidの 『Clever Coffee Dripper』レビュー
  • カテゴリー

    • 世界の潮流 (68)
    • バリスタチャンピオンシップ (33)
    • コーヒー豆について (108)
      • 珈琲豆 (61)
        • 生産処理 (9)
        • 国内ロースター (3)
        • 海外ロースター (11)
        • 焙煎について (3)
      • カップ・オブ・エクセレンス (15)
      • カッピング (31)
    • 抽出方法 (44)
      • ドリップコーヒー (8)
      • エスプレッソ (16)
      • フレンチプレス (6)
      • エアロプレス (5)
      • 抽出方法いろいろ (15)
      • お奨めレシピ (10)
    • コーヒー器具 (37)
      • エスプレッソマシン (14)
        • TH-010(W020) (3)
        • la Cimbali M21 (4)
      • グラインダー (7)
      • コーヒーメーカー (2)
      • コーヒー器具いろいろ (24)
    • イベント・セミナー (25)
    • 雑談 (30)
    • カフェ (7)
    • Twitter (2)
  • 最近の投稿

    • メルボルンでワールド・バリスタ・チャンピオンシップ開催中!!
    • ミエリッヒオークションの結果
    • すっごい農園、エル・インヘルト
    • SCAAでお披露目された「Mod Bar」が画期的すぎて頭から離れない!
    • ニカラグアでもプライベートコーヒーオークション開催!
  • twitter

    @tomo_murasawa からのツイート
  • Facebook

© 琥珀色のウタカタ. Proudly Powered by WordPress | Nest Theme by YChong